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ボン教の歴史と教え
ボン教僧
出家
ボン教の教えによれば、善い行いと徳の高い生活によって、心の完成と完全なるブッダの達成が可能となる。至高なる目的地への到達方法はトンパ・シェンラッブと後に続くボン教僧侶により説かれている。
最も崇高なボン教の実践方法は戒律を授かることだ(具足)。俗人でも心の完成を目指し、教えを実践することは構わない。しかし最高の境地を手に入れる最良の機会は、出家生活が与えてくれる。実際何世紀もの間、僧侶の生活がボン教の重要な要素を築き上げてきた。
ボン教の戒には四種類ある。初級のもの二種類と、上級のもの二種類だ。
初級のものは近住(一日だけ守る戒)と優婆塞(五戒を守る男性)と呼ばれる。通常俗人の戒とされるが、より深くボン教の実践をする人が授かる。僧がこの戒を授かる場合は、出家生活の入門段階だと見なされる。こうした戒はいつでも授けられる。
上級のものは沙弥戒と呼ばれ出家し灌頂の時に授かる25種の戒からなるものと、比丘戒と呼ばれ正式な僧になる時に授かる250種の戒からなるものがある。比丘尼には360種の戒がある。
(シェンテンHPより)
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